嶺北高校2年 鈴木 菜々美さん
■「地域みらい留学365」への参加を決めたワケ
中高一貫校だったので、高校に入ってもそのまま親しい友だちと先生に囲まれて、変わらない毎日を何となく過ごしていました。
そんな私が変わるきっかけになったのは「高校生みらいラボ」に参加したこと。
そこで出会ったのが、地域みらい留学で嶺北高校に行っている同じ高校一年生の子。
自分が今がんばっていることや将来やりたいことについてイキイキと話す姿が印象的で、初めて自分も留学を考えるようになりました。
いろんな学校の説明会に行ってみて、一番心に残ったのが生徒の生の声をたくさん聞けた嶺北高校。
カヌーに打ち込んでいる子や起業している子など、みんなが何かに一生懸命に挑戦しているのがうらやましくて。
在籍していた高校の勉強カリキュラムから1年外れることへの不安はありましたが、その1年間で得られる経験値をくらべて留学を決意。
高校の先生にも相談したところ、単位の入れ替えに関して嶺北高校なら問題はないということで最終的に決断しました。

嶺北高校で出会った仲間たち
■留学したからこそ得られたものとは?
大きな変化は、初めての寮生活です。
寮生の自治組織「おたま。」にも参加しているのですが、2年生の仲間が熱く議論する中、私は最初うまく発言できなくて。
そんな時も「菜々美はどう思う?」「うまくできなくても助けるからやってみたら」とフォローしてくれる仲間たちに囲まれ、「もっと自分からも何を提供できるようになりたい!」と思うようになりました。
あとは単純に寮生活が楽しくて!
みんなで夜な夜な語り合ったり、「菜々美には、こんないいところがあるよね」という言葉が嬉しかったり。
そんな毎日の中で新しい自分を発見しています。
少人数の学校なので、先生とも距離が近く、公営塾のスタッフもいろんな相談に乗ってくれます。
応援してくれるたくさんの味方ができたことで、前みたいに「できない」と決めつけるのではなく、今は「とりあえずやってみよう!」と意識が変わりました。

お世話になっている公営塾「燈心嶺」のスタッフ
留学して半年間、ずっと私は機会を与えてもらう側でした。
仲間たちにフォローしてもらいながら寮の活動に参加したり、地域の方に「田植えをするからおいでよ」と誘っていただいたり。
だからこそ残り半年間は、自分から機会を作りにいきたいと思っています。
たとえば今、東京の高校の時に知り合った女性起業家と一緒に講演会を企画中。
留学してみて、地域によって情報格差があり、それがモチベーション格差や行動格差につながっていくことを強く感じています。
みんなもいろんな職業の人の話を聴いて、自分の可能性を広げていってくれたら嬉しい。
公営塾のスタッフにも相談しながら進めています。
この街で出会ったみんなの人生に少しでも爪あとを残したいし、私もたくさんの思い出を持って帰りたい。
周りの人も私が成長しているのを感じてくれているみたいで、「人の目を見て話すようになった」「自分のことを信じる力がついてきた」「背骨に1本筋が通った感じ」なんて言われています。
■留学先での日常生活
近くにある水の透き通った汗見川。夏はみんなで川遊びへ。
実は私は泳げないのでドキドキでしたが、友達が浮き輪を用意してくれて、最後には飛び込めました!

夏は毎週のように近くの汗見川へ
春は田植え、夏は川遊び、秋は稲刈り。
冬は寒い地域ですが、負けずに楽しみたい!

地域の方に誘われて田植えを体験!
部活には入っていないので、クラスや塾で話をしたり、周辺を散歩したり、寮に戻ってお菓子を作ったり。
塾は生徒一人ひとりへのサポートが手厚く、最近はネイティブの先生に英会話の特別授業をしてもらっています。

寮では時にみんなで自炊することも
地域のおばあちゃんがやっているカフェにいくのが最近の楽しみ。
500円でお盆いっぱいの小鉢がでて、とにかく野菜が新鮮で美味しい!
あとは高知といえばカツオですが、もともと魚が苦手な私…。
思い切って食べてみたらあまりに美味しくて克服できました!
あとは地域の人に誘われてバーベキューをしたり、スマホの写真フォルダが爆発しそうなくらい充実の日々です。

自然環境の良さや地域の人の暖かさを実感
■留学を検討中の方へのメッセージ
留学する前、私は将来の夢がないことに焦りを感じていました。
けれど、留学をしてみて気がついたのは、自分が見ていた世界がいかに狭かったのか。
今すぐ夢を決める必要なんてない。もっといろんなことを知ってから決めたっていい。
日本国内の留学でさえこんなに違う世界があるのだから、いつかは海外留学をして、もっと広い世界を見ていたいと思っています。
とりあえず留学してみるというスタンスでも私はありだと思います。
それでも受け入れてくれる環境がここにはあるし、自分の中の価値観が広がっていくことは間違いありません。
飛び出してみると想像以上に楽しいぞ!と伝えたいですね。